3年間の研修、お疲れさまでした
帯山にある素敵なケーキ屋さん
2021年11月から2024年8月まで
マナー研修をさせていただきました。
振り返ると、約3年間ですね。
その間、コロナ禍や台風など、
様々なことが起き、予定通りに進まないこともありましたが
オーナー・スタッフ全員の方のご協力もあり
無事、全ての研修過程を終えることができ
感謝の気持ちでいっぱいです。
こちらのお店のオーナー兼パティシエは
海外3か国、11年間修業をし、
その後熊本にお店をオープンされました。
数々の受賞歴もあり
お店のケーキやお菓子はスタイリッシュで、
どれも美味しい!
こんな素敵なお店の接客マナーを
どのような形で仕上げていこうかな…
オーナーと何度も打ち合わせをし
研修に入りました。
基本的な接客マナーはもちろんですが
特にギフトマナーに力を入れ
御祝い事、弔事やお見舞い、お詫び事など
様々な冠婚葬祭に対応できるように
「熨斗」の基本的な知識を身に付けて
いただきました。
正式な形で贈り物をしたい、というお客様の
ニーズに応えるお店が、熊本は少ないので、
ご要望通りのギフトができるように
「表書き・名入れ」「熨斗・水引」など
細かなところまで、しっかり伝授。
接客マナーも少しずつレベルアップし、
臨機応変な対応も完璧!
私にとって、大変思い出深い研修先と
なりました。
3年間、本当にありがとうございました。
また、お会いできることを楽しみにしてます!
知りません!わかりません!
先日、買い物をしていた時の話。
あるお店の店員の方の対応に、
ちょっとびっくりしたので書きますね。
「ちょっとびっくり」と書きましたが
もしかしたら、現代では「当たり前」の感覚
なのかもしれませんが…
私は仕事柄「ありえない対応」と感じたのです。
店舗Aに伺い、商品Bを購入。
対応したのは店員Cさん。
商品Bを購入後、店員Cさんに
「Bの〇〇は、どのようにしたらいいですか?」と
伺ったところ
「は?〇〇ですか?知りません。私はわかりません。」と…
そんなに難しい質問でもなく、
むしろ商品Bの専門店。
Bを扱っているなら、知っているのではないかと思って
質問したんですが、知らなかったみたいです。
私は接客マナーを教えているのですが、
「自分のお店の商品について問い合わせがあった場合は
わかりません。知りませんと言わないように」と
伝えています。
もちろん、商品すべてを細かく把握しなさい!と言っているのではなく
例えば
「お調べいたしますので、5分ほどお時間をいただけますか?」
「申し訳ございません。私ではわかりかねますので詳しいスタッフに
確認して参ります。少々お待ちいただけますか?」
など、お客様にまずは不快な思いをさせない言葉を選ぶことは
私はとても大切だと感じています。
久々対応の悪い店員さんに会いましたが
私自身、勉強になったのは事実。
この経験を、社員研修に活かして参ります。
世界的にみても日本語は難しいですよね。
しかし、美しい言葉はたくさんあります。
そして、何よりもマナーが良い国と言われています。
さて、あなた自身の言葉遣いは、いかがですか?
社員やスタッフの方の言葉遣いは、いかがでしょうか?
プレッシャーが喜びへ変わる瞬間
大学生にビジネスマナーを教えるようになって
10年以上経ちます。
最初のころは、講師としてのプレッシャーの方が
大きく「ちゃんと伝わっただろうか?
私の授業は役に立っているのか?」など
考えることも多かったのですが、
最近やっと「私らしく授業ができるようになった」
と思えるようになり、意識が自分に向いたことで
大きなプレッシャーだったことが
大きな喜びに変化しました。
今年は特に、学生の反応もすごく良い!
わかりやすく反応を示してくれるので
授業の組み立て方もスムーズにできます。
SNS時代、アナログ的なマナーは
そこまで必要ない!
と言われることもありましたが、
やはり「人としての礼儀・人間関係の大切さ」は、
時代が変わっても
常に心の真ん中に置いておきたいものです。
今年の学生は、それをわかっているんじゃないかなと
感じる場面が増えました。
マナーというと「堅苦しい」と思われがちですが
マナーとは「お互いを思いやり、臨機応変に対応すること」です。
相手も自分も大切にし、
その場やその時に応じた振舞をすること。
なので、マナーの世界には「無理をする・我慢をする」
という概念がありません。
本物のマナーは、とてもナチュラル。